人生の喜びとは

人生の喜びとは

人生の喜びとは

世の中はゴールデンウィーク真っ盛りだというのに、全く変わり映えのしない私の日常。
いつものようにお昼前に起床し、起き抜けの珈琲を飲むために、珈琲メーカーにフィルターをセットして、
その日の気分に合わせた珈琲を入れて、プラグをコンセントに差し込む。

 

珈琲が出来上がるまでの間、机の上に置かれたノート型PCのスイッチを入れ、
画面が立ち上がるや否や、ニュースサイトをチェックし始める。

 

ふむふむ、何ぃ?。オリックスの宮内CEOが取締役を外れ、退任するそうな。
「リース業」という業態を日本に広めた功績は多くの人が知るところ。本当に偉大な経営者だったと述懐しきり。

 

退任される宮内会長兼CEOも、確か20代半ばで米国に留学されてたと記憶しているが。
2回り以上も下の世代で、北陸の片田舎から東京の大学に進学し、
無事卒業したものの将来の目標を定めあぐねていた私も、
行尸走肉な人間で終わってはいけないと一念発起して、徒手空拳で太平洋を渡ったものだった

 

信じ難い日米格差に愕然としながらも、悪戦苦闘でサバイバル。
何とか英語が喋れるようになった頃、ふと立ち寄った街の図書館で運命の出会いを果たすことに。
身長180センチはあるだろう見目麗しき金髪碧眼のヤンキー娘が、突然、私に声を掛けてくるではないか。
もう心臓バクバク状態で、何を喋ったのか、全くもって今でも思い出せない。

 

それから、30年近くの歳月が流れた。
本当に人生とは不思議なもの。
その彼女が自分の嫁さんになって日本に住むようになるとは、夢にも思わなかったこと。

 

宮内会長兼CEOのように会社を創業し、大企業に育て上げる器量は無かったが、
例年より一足早く満開になった桜を眺めながら、
一味違う人生の喜びを、出来あがった珈琲と共に味わった